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翻訳ソフト「本格翻訳9」の英日翻訳精度を比較

JUGEMテーマ:使えるPCソフト

筆者のサイト (http://www.aptransways.net/) やメルマガに書いているN社製翻訳ソフトというのは NEC/ソースネクスト社製の翻訳ソフト「本格翻訳」シリーズのことなのですが、筆者は現在、最新バージョンの「本格翻訳 9」という製品を使用しています。

この製品は入門レベルから中級レベルのユーザーを対象とする英日・日英翻訳ソフトで、市販の機械翻訳ソフトの中では最も低価格な製品です。


「本格翻訳9」シリーズの製品説明ページ


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今年の 3 月に筆者は旧バージョンの「本格翻訳 8」から最新バージョンの「本格翻訳 9」にバージョンアップしたので、新旧バージョン間の翻訳精度の変化について空いた時間に少しずつ調べてみました。

旧バージョン(本格翻訳 8)と新バージョン(本格翻訳 9)の和訳文での翻訳精度を比較してみましたので、その比較結果について簡単に書いてみます。


翻訳結果の比較作業では、事前に用意した 207 種類の英文を初期設定で翻訳させて、旧バージョンの翻訳結果と比較・評価しました(専門用語辞書は使いませんでした)。

その 207 文のうち、新旧共にまったく同じ翻訳結果になったのが 190 文で、翻訳結果に違いが見られたものが残りの 17 文でした。

翻訳結果の内訳は、以下のような感じです。

同じ翻訳結果 .... 190
翻訳品質同程度 ... 08
翻訳品質が改善 ... 09
翻訳品質が悪化 ... 00


17 文のうちの 8 文で「翻訳品質同程度」となっているのは、単語の訳語が別の訳語に変わった程度で、訳出文の品質に大きな違いはないと判断した文です。これはたぶん辞書を増強したことによる変化だと思われます。訳語が変化することで翻訳品質が向上することもありますが、この 8 文についてはそれほど大幅な品質向上ではないだろうと判断しました。

「本格翻訳 9」は前のバージョンの「本格翻訳 8」の発売から約 3 年半ぶりの新バージョンです。その割には大きな変動がないように見えるかもしれませんが、前回の評価結果を鑑みると、ほぼ想定通りの結果と言えそうです。

特に、品質悪化がまったく見られなかったことは前回バージョンアップ時と同様の結果であり、従来通りの好結果が続いていると言っても良さそうです。少しずつではあるかもしれませんが、着実に改善されているように見えます。

他社の製品では、毎年新バージョンがリリースされるたびに翻訳結果が激変し、翻訳品質悪化の評価をせざるを得ない事例が目立つケースもあるので、それと比べればまだ優秀なほうです。


この製品には、他社の製品とは多少異なった特徴があります。対訳エディタの使い勝手や機能が今ひとつ不十分に感じる一方で、翻訳エンジンの精度は他社製の数万円クラスの製品と比較しても十分勝負できるレベルにあります。

翻訳精度が高いという意味ではありませんが、翻訳ソフト業界の最安値とも言える二千円台という実勢価格で購入可能で、翻訳ソフトとしてのコストパフォーマンスは高いと言って良いかと思います。低価格な製品だけに大規模な機能追加ができないのかもしれませんが(?)、それでもバージョンアップの度に翻訳精度が改善しているのは好感が持てます。

(注: 新旧バージョンで同じ翻訳結果になった 190 文の中には質的に良い文も悪い文もすべて含まれており、不適切な訳出文もまだ多数見られます。)

今後も、テスト用例文の数を増やしながらこの比較テストを続けてみたいと思います。


[See Also]

▼「本格翻訳」シリーズの翻訳例
http://www.aptransways.net/APN.htm


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英日翻訳ソフト活用サイト − AP Transways
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at 14:36, kawa, 評価レポート

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